HP(ホームページ)作ってどうするの?運用ステップの初歩を確認!ステップ5【ホームページを分析 初級】
目次
ついにきたか。
そうです。Googleアナリティクスを使ってサイトを分析します。
ステップ1から、ステップ4まで読んでくださった方はあとはGoogleアナリティクスを活用し、『どんな人が』『どれくらい』『どこから』など、自分のサイトを見ている人がどんな人なのかを把握して、戦略を立てることができます。
まずはステップ4で登録したGogleアナリティクスの画面を開きましょう。
Googleアナリティクスにログインをし、画面上部のホームを選択。
次に下に登録済みのホームページが表示されていることがわかります。
ステップ4では一つのホームページを登録する方法を解説しましたので、初めて利用される方は赤枠の部分だけが表示されているかとお揉みます。(グレーのバーはあるけど下に何も出ていない場合はフォルダ形式として中に隠れていますので、グレーのバーをクリックすると表示されます。)
そして、”すべてのウェブサイトのデータ”をクリックして分析画面を表示させます。
分析画面は上記のようなものが出てくれば正解です。画面上部が、レポートになっていると思います。
この記事を読みながら新たにGoogleアナリティクスを開始した場合は、写真真ん中の折れ線グラフの箇所が表示がない可能性が高いですが、今後見るべきところですのでしっかりと勉強しておきましょう。
もしかしたら違う画面の方もいるかもしれません。そんな時は左側のメニュー一覧の中から、ユーザー>サマリーを選択しましょう。
この画面の中で注目すべき点はこちら。
セッション・ユーザー・ページビュー数・ページ/セッション・平均セッション時間・直帰率・新規セッション率 ここが最初の注目ポイントです。
セッション = 訪問してサイト内で動きがあった件数の総合数値です。
(正確な測定に関してはGoogle公式サイトを参照ください
http://analytics-ja.blogspot.jp/2011/08/update-to-sessions-in-google-analytics.html)
ユーザー = 訪問した人数ですね。
ページビュー = ページが表示されるごとにカウントされます。
ページ/セッション = サイトを訪問したら平均で何ページ見てもらえているか。
平均セッション時間 = サイト訪問者のサイトに滞在した時間の平均
直帰率 = サイト訪問者が、最初のページだけを見て離脱する率
新規セッション率 = 初めて自分のホームページに訪問した人の割合
ここで注意していただきたいポイント
もしかしたら気づかれた方もいるかもしれませんね。
うちのサイトはこんなに訪問人数少なくないはずだ!!
そうですね。このようにならないように注意しておきたい部分があります。画面右上にある日ずけのところです。
そうです。分析の期間が初期設定だと1ヶ月になっているので。
分析期間の設定に関しては最低ユーザー数が1000人程度いるように2〜3ヶ月程度対象を広げて分析をするようにしてください。
(統計的に正しい解釈に近づけるため)
あとは、アナリティクスの設定をしてからの記録なので、導入したばかりの人にはここは仕様がないので諦めて時間が経つのを待ちましょう。
ではここからは、自分のサイトが実際どんな人が見ているか、なんの端末からアクセスされているのかなど代表的な見方を紹介しますので、是非確認してみてください。
代表的な分析項目
①サイト訪問者は新規の人が多いの?リピーターが多いの?
サイドメニュー ユーザー>行動>新規とリピーターを順に選択してください。
ここでは
・New Visitor = 新規訪問者
・Returning Visitor = リピーター
ということです。例えば、商品の購入をしてもらいたいECサイトを運営している人でしたら、
例
新規訪問数が多く、リピーターが少ない場合。×
新規訪問数もあり、リピーターの数もしっかりある。⚪︎
新規のユーザーがみに来ているのに一度みたらもう来てもらえていないという場合は、リピーター獲得をどのようにするか考える必要がありますね。
というように自分のサイトの内容と照らし合わせて数字の解釈を行う必要があります。
②なんの端末(PC・スマホ・タブレット)からアクセスされてるの??
サイドメニュー ユーザー>モバイル>サマリーを順に選択してください。
ここでは
・desktop = パソコンからのアクセス
・mobil = スマートフォン(携帯)からのアクセス
・tablet = iPadを代表とするタブレット端末
ここを見ておくことで自分のサイトがなんの端末からアクセスされているかがわかりますね。
先日別の記事でも紹介しましたがGoogleのアルゴリズム変更でフレンドリー対応(スマホ対応)していないサイトの検索順位が下がるといった話題もありましたね。
例
スマホからアクセスが多い、直帰率が高い×
スマホからアクセスが多い、直帰率が低い⚪︎
直帰率は表の横に目をやると下のように見ることができます。
当たり前ですが、なんの端末から見られていて、平均何ページ見られているかなどは重要な数字ですよね。
見に来てくれた人に満足されているのかという意味でも重要です。
③訪問者がどこから来たのかを分析
サイドメニュー 集客>サマリーを順に選択してください。
ここは
・Organic Search = yahooやGoogleからの自然的な検索でホームページに注入した検索
・Paid Search = 検索連動型広告からの流入
・Display = GoogleAdWordsなどのディスプレイ広告からの流入
・Direct = ブックマークなどの直接のアクセス
・Referral = 個人ブログなどの他サイトからのアクセス
・(Other) = アナリティクスで上手く分類できなかったアクセス
・Social = SNSなどのソーシャルメディアからのアクセス
ざっとこんな感じですかね。結構量があるので全部覚える必要はありませんが、Organic Searchあたりは頻繁に確認する場所ですのでしっかり理解しましょう。
Organic Searchをクリックしてみましょう
すると項目欄が検索ワードに変わりましたね。
弊社のサイトを例にしてみると『創新ラボ』『下山雄大』など社名や、社長の名前などの検索量が多いことがわかりましたね。
ここで一点注意することがあります。
多分、検索一位は(not provided)というものになっているかと思います。これはGoogleの検索が、検索結果ページを全ユーザーでhttps化したせいで、流入してきたキーワードを分析できないんです。
セキュリティや個人情報保護などいろんな意味があるのですが自社サイトを分析するには少し不便ですね。
ただ、簡易的な対応方法として、
キーワードの上にあるセカンダリディメンションここをクリックして”ランディング”と検索してランディングページを選択してください。
すると検索の結果画面が変わりますね。
右側のキーワードは表示されませんが、どのページにアクセスされていることが多いのか確認することができます。
確認方法は赤枠で囲われている▫️のマークを押すことで確認できます。キーワードはわかりませんが自分のサイトが何に注目されているかが一目瞭然ですね。
④何歳ぐらいの人が見てるの?男性?女性?
サイドメニューの ユーザー>ユーザー分布>サマリーを順に選択してください。
すると見てくれているユーザーの年齢と性別が確認することが可能です。
⑤どのページでユーザーはサイトを見るのを止めてるの?
サイドメニューの 行動>サイトコンテンツ>離脱ページを順に選択してください。
ここで、ユーザーの最終的に離脱したページを確認することができますね。
TOPページは離脱率が高いことは想定できますが、商品の購入ページや問い合わせページが離脱率が高い場合、見直しをする必要性を検討しましょう。
まとめ
このように自分のホームページを分析してみることで、ユーザーがどのように自社ホームページを見ているかを仮説を立てることができますね。
重要になるのはここで数字ばかり見ても仮説が立てられなくては意味がありません。
なぜ問い合わせページでの離脱率が高いのか。新規ユーザーが増えてもリピーターが増えないのか。
そういった部分が機械ではできないアナログな部分です。
是非自分なりの仮説を元に運用方法を検討してみましょう。
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