Adobe Premiere を使って結婚式余興動画を作ろう。ステップ2〜動画配置〜
前回のステップ1ではPremiereに使用する余興動画の素材を入れて管理するところまでを掲載いたしましたので、今回は入れた素材を編集する部分を説明していきます。
素材をタイムラインに並べてみよう
そう、【① 動画編集画面を立ち上げてみよう】の最後に出てきた意味不明なシーケンスという物体。以外にも、このシーケンスという物体こそ最終的な動画になるものなんです。
っえ、意味がわからない?
いや、えーなんて説明したらわかりやすいですかね。。。料理で言うところの”お皿”なのです。この後あなたは驚くでしょう。
この後すぐに意味がわかるかと思うのでとりあえず進めます。
では、早速準備した素材をタイムラインに載せていきましょう。
先ほど入れ込んだ動画素材をタイムライン上にドラック&ドロップしてみてください。
すると3箇所に変化が出るかと思います。確認していきましょう。
変化が起こった3つの場所
- ①タイムライン上にドラッグ&ドロップした素材動画が乗っていることが確認できると思います。
- ②タイムライン上の画面にプレビューが表示されていることがわかります。
- ③いままで素材と同じ場所にあったシーケンスという名前のものがタイムラインに挿入した動画と同じ絵になっています。
これは、タイムライン上にこれから多くの動画を並べていく中でそれを一つにまとめているもので、最終的な動画データとして書き出されるものだと理解して下さい。繰り返しになりますが素材を盛りつけているお皿みたいなものなので直接いじることは無いのですが、なくてはならない物というわけです。
動画作成に関しては単純に使用する動画データをこのように並べていくと簡単に全体の流れが作成できてしまいます。
準備した余興の動画を加工してみましょう
本来は素材の1部分を使いたい、音声をカットしたい、むしろそこだけ知りたいんだよ!なんて人も中に入るかと思います。
しかし、今回は誰にでも作れるようにするということがコンセプトですのでタイムラインの見方を説明してから加工に入って行きましょう。
画面右下のタイムラインに素材を並べてみると下のようになるかと思います。
タイムライン上に素材を並べると、
緑は音楽データ
紫は音声なし動画データ
青は音声付き動画データ
ピンクは写真・タイトルデータ
このような色分けになっております。皆さんが素材を並べて見て上のタイムラインと色が違う場合このような理由で色が違うということを理解して下さい。
次に配置した動画を再生しながら確認したい場合、
赤枠にて囲っている部分の▶再生マークを押すことで動画を確認をすることができます。
ここまでで、とりあえず適当に動画も音声も写真もなせることができたかと思います。ココからはタイムラインについて少し説明をしていきます。
タイムラインの左端を見てみると、上半分にV1〜V3 下半分にA1〜A3と書いてあるかと思います。
基本的には動画データを配置していく場合、V1に配置をします。理由はV1→V2→V3と上に行くにつれて画面が優先的に表示されるからです。
簡単に説明すると、上図の用に動画をV1とV2にかぶせて配置すると、かぶっている部分はV2の画面しか映りません。
ですので、基本的には動画の配列は下記図のように、V1に整列させて配置することが基本的な製作の手順になるといえます。
素材動画のいらない部分を削除してみましょう
図のように配置済みの動画の終わり部分にカーソルを持って行くと”]”始まりの部分に持って行くと”[”という赤いマークが出てきます。
この状態の時にクリックしたままカースルを左右に動かすと素材動画の始まり・終わりの開始位置を変更することができます。
実際に余興動画などに関しては、撮影したものの一部を使うことが多いかと思いますのでこの機能はよく使うことになると思います。
別途ショートカットキーでタイムラインカーソル(下の赤で囲っている部分)の前後をカットする方法も有ります。
前をカットする場合”Q”
後をカットする場合”W”
このようにして素材の長さや開始位置を調整することで必要な部分を抽出し、余興動画を作成していくことができるのです。
ここまでの工程は料理で言うと(例える意味があるかわわかりませんが)食材を切ったり皮を剥いたりして、必要なモノを揃える作業と言えます。
今回のステップではここまで。
次回は動画を味付けしていく部分です!素材を拡大したりする方法を紹介していきます。