MOD形式の動画をMacで利用する方法
先日動画編集をする上でトラブルとなったことを対処法を含めて記載しておきます。
Mac PCを利用して動画を編集しようとした際に【.MOD】という形式が正常に開けなくて四苦八苦しました。VictorのEvrioハンディカメラとの接続でトラブルになっている方もいらっしゃるかと思いますので参考にしていただけると幸いです。
利用環境
利用PC:Mac OS情報などは下記写真に。
今回は.MOD形式の動画を編集したい方の対策方法なのでMacBookProでもAirを利用していても基本的には対応出来ます。
動画撮影時に使用したカメラ:Victor Everio GZ-MG840 42x
動画撮影時のカメラ設定に関しては4:3か16:9がありますが、今回は16:9を使用しております。
動画編集に利用したいソフト:Adobe Premiere Pro CC
まずは通常どうりの編集準備
ビデオカメラ(Victor Everio 42x )にて通常どうり動画の撮影をし、Mac PCに取り込み編集をしようと試みます。
まずはケーブルをさして、PCにデータを読み込みます。
ちなみに今回の編集で利用したいソフトはAdobe Premiere Pro CCということでデスクトップに表示されているコチラのデータを入れていきたいと思います。
デスクトップに表示したものに関してはこのように階層が有りますので上の写真同様にSD_VIDEO>PRG120と順に開き撮影したデータを確認して下さい。中を見てみると、同じ動画に対しMODファイルとMOIファイルという2つのデータが存在していることがわかるかと思います。この2つファイルに関してですが、正直MOIファイルは使わないので無視して下さい。
というわけで使用するMODファイルを一つ選択して中身を確認してみようとすると…
トラブルその1
そうなんです。知っている方も多いかと思いますがMODファイルはMac PCでは現状直接開くことができないんです。しかし今回は編集ソフトが、Adobe premiereがあるから安心してました。Adobeの商品に関しては、かなり幅広い拡張子に対応しているのでほとんどのデータを開く事ができるという優れたものなのです。
なのでこんなエラーは無視して一旦、MOD形式のままデータをAdobe Premiereのプロジェクト内に入れてみました。
すると、さすがAdobe Premiere!一発で開くことが出来ました。ネットでMOD形式はMacと相性が悪いなんて書いてる人が多かったけどなんてことは無い、ソフトの問題なんじゃ…
トラブルその2
って!っえ!って、っえ!!!えーーーー!!!!!
なんと動画の表示はできているのに、画面の一部がなくなってい。
そうなんです、やはりMOD形式とMacPCの相性は悪いようで、素直には入ってくれないことがわかりました。
ちょっとなめてました、MODさん。
そこで今度は元データのファイル形式を変更して再挑戦してみました。MODファイルはMPEG2形式ですので、拡張子をmpgに変更、デスクトップ内のフォルダで変更してみました。
すると、今まで黒だったナビコンが動画のアイキャッチに変更されました。
っふ、これで問題無く行けそうじゃない。
早速Quick Time Playerで開いてみました。
あら、こんなことで解決できちゃいましたね。やっぱり言うほど問題ないじゃないか。
これで編集ができるはず!早速Adobe Premiereにデータを入れて編集をしていきましょう。
するとどうでしょう、
っ!んーー!!!!????
なんでですか、先ほど同様に動画の一部分が表示されていないですね。
んー困りましたね。
やっぱりこんな時はgoogle先生に頼みましょう、
対処法に関して
フリーの動画形式変更ソフトを利用する。
例えばAVI Video Converter (Freeソフトなのでダウンロードは自己責任で)
と当たり前のことで解決する方法なら記事にするなと言われそうなので、今回はMac PC利用しているからこそできる対処方法でこのトラブルを解決していきます!
使うものはただ一つ!iMovie
コチラは最新Macユーザーには無料でインストールされているものですね。アプリケーションが見当たらない人はAppStoreにて無料ダウンロードができるかと思いますので取得しましょう。
今回紹介する対処法は、このiMovieを利用して一度素材を読み込んで書き出しをするという方法です。
早速iMovieを開いてみました。(Victor Everio GZ-MG840 42x はPCに接続したままで操作して下さい。)
次に上図の赤枠部分、読み込むをクリックします。すると下図のように表示されますね。
図内に書いてありますが、画面左上にある、EVERIO_HDDを選択して下さい。
すると画面下部(白い点線で囲ってある部分)が黒いイメージが出てくると思います。これはMOD形式を正常に表示できるように変換をしている最中なので時間が経つと動画のサムネイルが表示されるようになります。
※ビデオカメラ内にデータが古いものから大量に入っている場合全て変換しようとして非常に時間がかかり勿体無いですから、この作業をする際はできるだけビデオカメラの中身は使用するものだけにしておくとスムーズに次の作業にとりかかる事ができます。
サムネイル表示が出てきましたら、使用する動画を選択して読み込みをして下さい。すると先ほどのTOP画面に読み込んだ動画が表示されたことがわかりますね。
ここから読み込んだ動画を一度タイムラインに並べます。⌘+Aでそのままドラック&ドロップしましょう。
注意:今回は動画を正常に編集可能な状態に変更できますが、複数の動画をやる場合は一つのまとまった動画になるので注意して下さい。(Adobe premiereで切り貼りできるのであまり気にする必要も無いのですが)
ここまで来たらあとは書き出しをするだけです。
書き出し方法は画面上部のファイル>共有>ファイルと選択して下さい。
ここから、書き出し場所を指定して動画を書き出すことで、mp4形式のデータとして書き出しをすることができます。
そして書き出してきた動画素材を新ためてAdobe Premiereに取り込んで行きたいと思います。
するとどうでしょう、完璧な状態でデータが挿入されていることがわかります。画面の縮尺に合わせていくなどは次回のAdobe Premiere を使って結婚式余興動画を作ろう。ステップ5〜写真のズームイン・アウト〜 で紹介しています。
まとめ
今回は私が業務内で非常に困った、MOD形式のデータをMacPCで利用する方法を紹介させていただきました。ネットで調べまくった結果、相性が悪いなんて言われていたのでなんとか変換する方法をとやってみました。
一般的には変換ソフトなどを利用する方法が多く紹介されておりましたので、今回はMacPCにあるもので変換する方法として見ていただけると幸いです。
では!