新しいを創造する知恵
2015.02.27

Adobe Premiere を使って結婚式余興動画を作ろう。ステップ1〜準備〜

余興動画にかぎらず動画制作は企画・撮影・編集。基本的にはこの手順です。
今回は編集、AdobeのPremiereを使用した動画の制作を簡単に説明していきたいと思います。


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まず、今回は数ある動画制作ソフトの中からPremiereを利用するにあたり簡単にソフトの説明をします。

Macでの動画制作で有名なソフトとしては、iMove・Motion5・After Effectsなどがあります。今回説明していくPremiereは動画を時系列に並べて全体の流れを作ることに優れている動画制作ソフトになります。この辺は小難しく感じますが、とりあえず自分で撮影したものを一本の動画にしていくのには非常に便利ということです。

iMoveに関しては同様に並べることが可能ですが製作中に他のソフトとの連携など拡張性が低いため複雑な制作をする際は不向きといえるでしょう。(iMoveはソフトの中に基本的なエフェクトなどが備え付けしてあるので画面の分割や高度なテロップの編集が無ければ非常に便利です。)

Motion5・After Effectsに関しては撮影した動画に対して奥行きをつけることに優れているソフトといえると思います。基本的にこの2つはモーショングラフィックスソフトと言われるもので、動作が重く、素人にはちょっととっつきにくいです。

Premiereのソフト内にも簡単なエフェクト等は有りますので基本的な動画の構成をPremiereで作成して、もっとキラキラさせたい、3Dでゴリゴリ格好の良いものを作成したい方はモーショングラフィックスのソフトに足を踏み入れることをオススメします。

動画編集画面を立ち上げてみよう

まずはPremiereを起動してみましょう。

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するとこんな画面が出てきますよね。

この画面は今回作る動画プロジェクトの”名前””どこに保存するか”を指定する部分ですので、保存したい場所を参照から指定して設定をしてください。

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この画面まで行くと動画制作の基本画面に到達しました。

ここから動画制作をするためのシーケンスを作成します。シーケンスという言葉を聞くと少し戸惑いますが、現状の画面では画面が出ているだけで、自分の動画を作るための制作画面まで準備ができていないということです。

手順は至って簡単。

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画面上部にあるファイル>新規>シーケンスを選択するだけです。(ショートカットキー:⌘+Nでも新規作成が可能です。)

そうすると設定画面が出てくるかと思います。

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最近ですと、DVDに最終的に焼いたり、youtubeにアップロードしたりすることが多いかと思いますので図の様に設定をして下さい。その後赤印の設定画面のタブを開きます。

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設定画面では編集モードをHDV1080iに指定します。すると、幅1440:高さ1080と変わっているはずですので確認して下さい。ここまで完了したらOKボタンを押してください。
するとどうでしょう!

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先ほどの画面と同じと思いきや、左下にはシーケンスと書かれた意味不明の物体。しかし、右下には時系列でデータを並べられそうな感じに変化が起こってますよね!
そう、これで下準備が完了です。

編集画面に素材を入れてみよう

ココまでを完了すると、料理で言う台所の準備ができた状況です!(あまり深い意味はありません。)台所が綺麗になったので、次は食材準備しましょう。ココでは余興動画の素材となるものをプロジェクト内に入れていく方法を紹介いたします。

動画素材の入れ方はこれまた至って簡単です。

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画面の左下。

シーケンスは一旦無視して、その他の開いているスペースで右クリックをしてください。
そうするとこのような画面が出てくるかと思います。この中にある、読み込みから今回使用する動画素材を選択してきて入れるだけです。
この左下の部分には今回の余興動画に関するデータを全て入れることができます。(音楽・動画・写真etc…)自分たちで使用するデータをまずは全部入れてしまいましょう。
ちなみにフォルダごと入れることもできますし、バラバラに入れたあとにフォルダを作成し管理することも可能です。

データを入れてみると下図のように動画や、写真データは絵が見えるように、音楽データは緑色の波形のように表示されているのがわかりますね。
相変わらずシーケンスの意味不明な物体は真っ黒のままですがコイツは次に紹介しますのでもう少々お待ちください。

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②の最後は入れたものをフォルダに入れてまとめる方法までをご紹介して終わります。まずフォルダの作成方法ですが

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赤印の部分にフォルダマークがあります。

このフォルダマーク(正確には:新規ビン)を押すことでフォルダの作成が可能です。
(※Adobeの製品内での正式名称は新規ビンの作成で、作成したものはフォルダではなくビンです。わかりやすいように書いているので違うというご指摘はお許し下さい。)

お気づきの方もいるかもしれませんが開いているスペースで右クリックをしても新規ビンの作成という項目がありますのでどちらでも作成することが可能です。

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新しくフォルダの作成ができたら、素材として準備した動画を【ドラック&ドロップ】クリックしたままフォルダの上部に持っていけばフォルダの中にデータをしまうことができます。

素材の準備がココで完了になります。

さて、次のステップから料理が始まりますのでお楽しみ!