電池を学ぼう!
Googleがバッテリーの開発を始めることが報道されました。
Googleがバッテリーもちの悪いモバイル端末向けによりパワフルな固体電池を開発中
リンク:Gigazine
そこで今回は、よく耳にするリチウムイオン電池の性能について、株式会社ベイサンさんのホームペジで分かりやすく説明されていたので(リチウムイオン電池の話)ご紹介いたします。詳細はリンク先を読んでください。
電池の分類
私たちに一番身近な電池は化学反応を利用した化学電池です。化学電池は使い切りの一次電池、充電可能な二次電池、燃料で発電を行う燃料電池に分類されます。スマホに搭載されているのは、充電可能な二次電池(リチウムイオン電池)です。
引用元:株式会社ベイサン
電池の性能比較
スマホに搭載されているのはリチウムイオン電池です。リチウムイオン電池が選ばれる理由は、性能を比較すればすぐに分かります。上4つが充電可能な二次電池です。一つ目のポイントは小さくて軽いことです。右側2列の①体積エネルギー密度と②重量エネルギー密度に注目しましょう。①は単位体積あたりのエネルギーの量です。②は単位質量あたりのエネルギーの量です。表を見ればリチウムイオン電池が他の二次電池より同じ体積、重量でも大きなエネルギーを蓄えられることが分かります。
引用元:株式会社ベイサン
さいごに
性能を比較すれば、スマホにリチウムイオン電池が選ばれる理由がすぐにわかりますね。ちなみにテスラの電気自動車に搭載されているのも、小さくて軽いリチウムイオン電池です(とは言っても長距離走行のためにたくさん積まれているのでとっても重くなります)。皆さんもご存知のように、それでも今のスマホのバッテリーは1日くらいしか持ちませんよね。コンピューターのCPUはこの何十年かでものすごく進化しましたが、バッテリーの性能の進化はそれと比較すると劣ることでしょう。しかしこれを悲観してもしょうがないです。これだけスマホが普及すればそこへどんどん資金が投入され研究開発が進みます。どんな不可能も可能にするのがテクノロジーです。今回のGoogleのバッテリー開発の報道はその流れの一つでしょう。これからはバッテリーの性能がどんどん良くなり、軽くて長距離走行できて一瞬で充電できる電気自動車が開発されていくでしょう。